長野県内の大雨によるJR東日本・JR東海の運転見合わせ区間は、一部を除いて運転が順次再開されています。
2021年8月13日(金)からの大雨に伴い土砂流入等が発生した影響により、南木曽駅〜塩尻駅間の運転を見合わせた中央本線(中央西線)ですが、順次復旧が進み、9月3日(金)始発列車から全線での運転が再開しました(路線図は下図を参照)。運休していた特急「(ワイドビュー)しなの」も含めて全区間が通常ダイヤで運転されます。最後の不通区間となっていた南木曽駅〜上松駅間の代行バスは9月2日(木)をもって終了しました。
同じく大雨による土砂災害の影響で運休していた中央本線(中央東線)の辰野駅経由ルートのうち、辰野駅〜塩尻駅間は9月7日(火)始発から通常ダイヤでの運転が再開します。岡谷駅〜辰野駅間については8月26日(木)から臨時ダイヤで運転を再開しており、9月7日(火)以降は運転時刻が一部変更となります。臨時ダイヤの時刻表はJR東日本の運行情報ページに掲載されています。
引き続き当分の間運転が見合わせられるのは、飯田線の伊那新町駅〜辰野駅間です。大雨により宮木駅〜辰野駅間の横川橋りょうの橋脚などが損傷しており、運転再開には相当な期間を要すると見込まれています。伊那新町駅〜辰野駅間ではバスによる代行輸送が行われており、9月7日(火)からは代行バスの運転時刻が一部変更されます。代行バスの時刻表はJR東海公式サイトで案内されています。
そのほか、篠ノ井線の塩尻駅・松本駅〜長野駅間で運転していた上下各4本の臨時快速列車は、「しなの」の運転再開に伴い9月2日(木)をもって運転を終了しました。また、飯田線の運転見合わせが続く影響で、中央本線(中央東線)・篠ノ井線の茅野駅〜岡谷駅〜松本駅間では一部の列車の運転が取り止められます。